あこ餅のものぐさ日記

ようこそ暇な人。こちらはただのパートタイマー主婦が綴る、下手くそなブログです。

【違法?】元ローソンクルーが、とっととやめ太郎さんの主張をまとめてみた【労働基準法】

 2018年12月某日、ローソン某店の元クルーであるとっととやめ太郎さんが、同店を退職した旨を2枚の画像付きでツイートしました。1枚目は形式的な退職届、もう1枚は全文ひらがなで、某キャラクターに目線を入れたイラストなどを添え、同店のオーナーに対し、同店の杜撰な労働環境を労働基準法の条項などを引用しながら訴えています。現在このツイートは、やめ太郎さんの元担任教諭の方が心配されたとの理由で削除されています。教え子想いの良い先生ですね。

 文中には、給与の支払い日や、労働時間の計算単位などに違法性があると指摘しています。元ローソンクルーの目線で読んでみる限り、それが事実なら確かに、やめ太郎さんの言葉を借りて言うと「それあうとー」な事柄が見受けられ、まだこんなコンビニオーナーがいるのかと驚いています。

 この記事では、今は消えてしまったやめ太郎さんの訴えを、元ローソンクルーである私が自身の体験と比較しながらまとめていきたいと思います。

 

 

 

 

 

やめ太郎さん曰く、某店はこんなところが違法だ

給与の支払日【労働基準法 第二十四条の2項】

賃金は、毎月一回以上、一定の期日を定めて支払わなければならない。ただし、臨時に支払われる賃金、賞与その他これに準ずるもので厚生労働省令で定める賃金(第89条において「臨時の賃金等」という。)については、この限りでない。

 文中でやめ太郎さんが始めに訴えているのは、賃金の支払い日に関して。初給料の振込みを翌月にしようとしていたことが労働基準法 第二十四条の2項に違反していると言います。給与の支払い日は企業によってまちまちで、翌月払いになるところもあるかと思いますが、おそらくやめ太郎さんが言いたいのは「一定の期日を定めて支払わなければならない」に違反しているということだと思われます。私がローソンで勤務していた時、ローソンの給与支払い規定は毎月15日締めの月末払いでした。やめ太郎さんの初出勤が月の前半(1日~15日)であったにも拘らず、その給与の支払いを翌月にしようとした、もしくは支払おうとしなかったということでしょうか。そうだとすると疑問に思うのが、勤怠をどのように管理していたのかということ。ローソンの勤怠管理はバックルーム内にあるストアコンピューターでおこなっていました(今はポスレジも新しくなっているし変わったかも知れませんが)。コンピューター上で管理していたのに、どうやって誤魔化していたのかが気になります。ただし、この件に関しては「しようとしてた」と言っているので、未遂に終わったのかもしれません。

 

 

 

 

労働時間の切り捨て【労働基準法 第二十四条の1項】

賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。ただし、法令若しくは労働協約に別段の定めがある場合又は厚生労働省令で定める賃金について確実な支払の方法で厚生労働省令で定めるものによる場合においては、通貨以外のもので支払い、また、法令に別段の定めがある場合又は当該事業場の労働者の過半数で組織する労働組合があるときはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がないときは労働者の過半数を代表する者との書面による協定がある場合においては、賃金の一部を控除して支払うことができる。

 次にやめ太郎さんが主張するのは労働時間の計算単位について。某店では15分未満の勤務時間は切り捨てられていて、それが労働基準法 第二十四条の1項に違反していると指摘しています。これも時間給を15分単位で計算するところもあるので、それ自体が違法かというとそうではないと思いますが、確か私が勤務していたローソンでは、途中から勤怠は1分単位の計算に変わりました。それまでは10分単位だったかな?どんな職場でも早めに出勤する習慣のある私にとっては嬉しいルール変更でした。それなのに15分未満を切り捨てるという独自ルールはどのようにして実行されていたのでしょうか。先に述べたように、ローソンでの勤怠入力はストアコンピューターでおこないます。ストアコンピューターにつながっているハンドスキャナーで名札のバーコードを読み取るか、自身の社員番号を入力することで、出勤と休憩、退勤の登録をするのですが、これはあくまでも自分でやる作業であって、入力忘れなどがない限りは誰も触らず、そのままの時間で1分単位で計算されるはずです。しかし、やめ太郎さんが勤めていた某店では15分未満を切り捨てている。これは何故か。可能性としては、管理者権限でオーナーが勝手に勤怠を修正していたということが考えられますが、もし本当にこんなことをしていたのなら、相当卑劣で悪質だと言えます。

 

 

 

 

休憩時間中の労働【労働基準法 第三十四条】

  1. 使用者は、労働時間が六時間を超える場合においては少くとも四十五分、八時間を超える場合においては少くとも一時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。
  2. 前項の休憩時間は、一斉に与えなければならない。ただし、当該事業場に、労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては労働者の過半数を代表する者との書面による協定があるときは、この限りでない。
  3. 使用者は、第1項の休憩時間を自由に利用させなければならない。 

 3つ目は休憩時間。やめ太郎さんは休憩中であるにも拘らず労働させられていたと言い、労働基準法第三十四条に違反しているとの主張です。これはサービス業にはよくある話で、特にコンビニでは昼勤で2オペレーション、夜勤で1オペレーションが当たり前のようにあります。特に1オペの夜勤なんて、最初から「休憩とるな」といわれているようなものだと思いませんか。私は基本2オペの昼勤でしたが、昼休憩の際には、店内カメラを凝視しながら制服も着たまま昼ごはんを食べていました。レジが混んできて、相方さんが一人で捌けそうにない状況になったらすぐに出て行けるようにするためです。これは決して強制ではなく、ましてや店のためとかいう大それた使命感でもなく、相方さんを思いやってのことです。でもこの場合、途中で労働した分の時間を計って、休憩を延長させてもらっていましたし、お互いそうしていました。当時の店長も「延長してな」と言ってくれる人でしたから、不満はありませんでした。ですが、これを強制的にやらされたあげく、休憩時間の延長もない、余分に働いた分の賃金も支払われないとなると、立派な違法ですし、やめ太郎さんの不満も納得できるものではないでしょうか。

 

 

 

 

 

売れ残り商品の買取【労働基準法 第二十四条】

 既に上で同条の条文を記載したので、引用は省きますが、やめ太郎さんは最後の指摘で、売れ残ったクリスマス商品の買取を強要させられそうになったと述べ、これが給与の現物支給にあたり労働基準法 第二十四条の違反だと訴えます。これも小売り業界ではよくある話ですよね。私もよく、ケーキだの恵方巻きだのうなぎだのと「半額でいいから買わない?」と泣き付かれていました。ですがこれも強制ではなく、もし強要しようものなら違法になるだろうとは思っていましたが、給与の現物支給にあたるから違法なのだということは初めて知りました。しかしこの指摘も文中では「きょうせいさせようとしていた」とあるので、未遂である思われます。

 

 

 

 

最後に

 これらの違反を某店オーナーに文書で指摘したやめ太郎さん。誤魔化した給与の支払いと今後の対応は郵送で知らせるようにと締めくくっています。また、ツイッター上ではこの情報を週刊誌へ提供したとも報告しています。

 この文書を店名を隠さずにツイッター上にさらけ出した事には賛否両論があるようで、事実12/5現在、同店の口コミサイトは炎上し、大変なことになっています。やめ太郎さんの主張の真偽は不明ですが、きっとオーナーは実際にここまでの恨みを買うほどのことをしてしまったのではないでしょうか。しかしながら、特に給料の振込み日や売れ残り商品の買取の強要などは、文面からは未遂であると読み取れるので、この2項はさらす必要はなかったようにも思います。それに、これでは件のオーナーだけでなく、いま勤めている善良なクルーさん達にも影響があるのではないかと心配しています。店が営業停止にでもなれば、突然に職を失ってしまうわけですからね。

 やめ太郎さんには、SVに相談するなどの段階を踏んで、正攻法で戦って欲しかったな、というのが私の正直な意見です。

 

 さて、これからこのオーナーはどうなるのでしょうか。やめ太郎さんの主張が事実であると認められれば、行く末は想像できますが。

※追記

その後某店オーナーが、やめ太郎さんに未払い分の賃金を支払うことで、解決したようです。

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